【9月18日 AFP】愛知県と名古屋市を中心に開催される第20回アジア競技大会は、選手の受け入れ態勢や歓迎式典での演出をめぐって、大会運営の不備に対するさらなる批判に直面している。

開幕を19日に控える中、アジア最大のスポーツの祭典は準備段階からいくつかの問題に見舞われている。

その中には、五輪を上回る1万7000人以上の選手や役員に対する部屋不足がある。また一部のチームからは、ベッドの長さが足りないなど、宿泊施設の質についても批判が出ている。

費用削減のため選手村は作られておらず、愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会(AINAGOC)は代わりにホテル、コンテナ宿舎、クルーズ船に選手らを分散して宿泊させている。

パリ五輪の体操男子で銀メダルを獲得し、世界選手権で2度の優勝を誇る中国の張博恒(ジャン・ボーヘン)選手は、16日の来日後に自身とチームメイトの一部が、宿泊施設に入るまでに6時間も待たされたと語った。

張選手は、17日に公開されて中国のSNSで拡散された動画の中で「完全に疲労困憊(こんぱい)」と語った。同選手によると、名古屋港エリアで選手団4000人が宿泊するクルーズ船に向かう前に、登録や書類手続きで待ち時間が発生。さらに船に到着した際、激しい雨のために乗船できなかったという。

「午前7時に朝食をとった後、次に食事ができたのが午後7時近くになるとは思わなかった」「こうして1日が基本的に無駄になった」と語った張選手は、最終的に耐えられなくなり自分でホテルの部屋を予約することにしたと明かした。