ネパール・中国土石流発生から1週間、死者1000人超 不明者の捜索難航
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【9月2日 AFP】ネパールと中国の国境付近での土石流を伴う洪水の発生から1週間となった。確認された死者数は1日の時点で1000人を超えた。ネパール側では、水力発電所の坑道内に閉じ込められたとみられる作業員約100人を含む、生存者の捜索救助活動が続いている。
ネパールの高地で26日に起きた土石流は、氷河の崩壊によって引き起こされた。凍てつくような冷たい水によって、巨岩やがれきが下流へと押し流され、周辺地域の集落に壊滅的な被害をもたらした。現在も4500人近くの行方が分からない状態だ。
ネパールの救助隊は、複数の坑道内に閉じ込められているとみられる約100人の水力発電所作業員を救出するため、がれきの除去作業を急いでいる。
泥で塞がれた坑道からは複数の遺体が収容されているが、生存者はまだ発見されておらず、その望みも薄れ始めている。
ネパール軍の発表によると、1日夜遅くまで重機による作業が続けられたが、現場に「大量の水が流れ込み始めた」ため、新たな開口部からの作業を余儀なくされたという。
この大規模災害の発生を受け、ネパールのバレンドラ・シャハ首相は「想像を絶する、胸が張り裂けるような悲劇」だと述べた。
ネパール国内の安置所には、収容された遺体が次々と搬送されている。当局は、DNAサンプルを採取した身元不明の遺体数百体の埋葬を始めた。
インドでも、ネパールから流れ込む川から、少なくとも17体の遺体が収容されている。
ドローンを使って生存者を捜索している警察は1日、ヌワコット郡の住宅1軒から24体の遺体が見つかったと発表した。
シシル・カナル外相は、行方不明者は数千人に上っているが、まだ生存者がいる可能性があると希望を捨てていない。AFPのインタビューでは「奇跡は起こるものだ。現時点で希望を完全に捨てるつもりはない」と述べた。