中国、潜水艦戦を見据えて台湾周辺海域のデータ収集強化
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■明らかなエスカレーション
マーティンソン氏も、ここ数か月で台湾周辺海域、特に東側海域で活動する中国の調査船が「大幅に増加した」のを確認したという。
「これは中国の戦略において新しい手口ではない。新しい側面は、台湾周辺海域におけるこうした作戦の規模が前例のないレベルに達している点だ」とマーティンソン氏は付け加えた。
前述の海岸巡防署の高官によると、中国の調査船が中国海警船と「連携して行動」しているのが確認されている。
衛星画像や船舶の信号データを分析する「ingeniSPACE」のジェイソン・ワン最高執行責任者(COO)によると、今月、中国の海洋調査船「向陽紅03」が台湾と日本の排他的経済水域(EEZ)内で活動し、海溝や海底通信ケーブルの上を航行しているのが確認された。
向陽紅03は中国海警局船および中国の海上民兵が乗った「偽装漁船」に護衛されていたという。
ワン氏は「台湾海域で海上民兵が調査船を護衛するのが確認されたのは今回が初めてだ」と説明した。
ワン氏によると、中国の目的は「琉球海溝と台湾東方海溝の最新の海洋観測データを収集して対潜水艦戦を実施すること」、そして「米軍などの(台湾と日本の)同盟国の船による同様の行動を阻止すること」にあるという。
マーティンソン氏は「これらすべての動きは連動していると考えている」とした上で、「台湾周辺海域に対する管轄権を行使し、台湾指導部に圧力をかけ、台湾の主権や主権に基づいて他国の干渉を受けずに自国の領域や資源などを管理・行使できる固有の権利を弱体化させようとする中国の試みが明らかにエスカレートしていることを示している」と結論付けた。(c)AFP