エボラ感染拡大のコンゴ、人口1700万の首都で高まる警戒と水際対策
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【8月23日 AFP】エボラ出血熱が急速に拡大しているアフリカ・コンゴ民主共和国で、当局にとっての最大の懸念事項は、人口が密集する首都キンシャサへの流行の到達だ。
キンシャサの北東70キロに位置するマルク地区の港では、地域連携担当者がハンドマイクを手に桟橋を行き来し、感染地域から船で到着した人々に向かって大声を張り上げている。
感染が拡大する北部と東部からは日々、数百人が木製の船でキンシャサに到着する。人口約1700万人のキンシャサでは、これまでのところ感染例は報告されていないが、医療チームは同市を守るために水際対策を強化している。
「ストップ・エボラ」と書かれたTシャツを着た地域連携担当者のイーブス・マトワさんは、「彼らは感染症の高リスク地域からここに来る。そのため、到着時には検査の実施が必要となる」とし、「彼らに準備が必要で、症状がなければ解放できると伝えている」と述べた。
北東部の主要な河川都市キサンガニから船3隻が到着し、桟橋には商人や家族連れが列を作っていた。同市では、5月15日に流行発生が宣言されて以降、15件ほどのエボラ感染例が記録されている。
流行宣言から約100日経過した時点で、国内では2500人以上が感染症により命を落としている。そのうちの半数は、3週間で確認された。6州で約5000件の感染例が記録されているが、医師たちは、さらに多くの感染者がいると見ている。
■検査と消毒
中部カサイ州から1週間かけて首都郊外に到着した船の船長は「エボラのことは聞いたことがある。すぐに死に至る病だ。自分の船に病人がいるかもしれないと心配だ」とAFPに語った。
マトワさんは、疑わしいケースが見逃されないように、すべての船に対して「徹底的に」検査が行われると述べた。
近くのテントでは、スクリーニングチームが乗客の体温を測り、出血熱の症状を確認している。またここで、全員の連絡先や出発地、到着地が記録される。
リスクがあると判断された場合、顔全体を覆うマスクとブーツを着用した作業チームが船全体を消毒する。
「潜伏期間は2日から21日だ。のちに症状が出るかもしれないが、(ここでの対策により)追跡可能だ」とマトワさんは楽観的だ。