武装集団がイエメン沖で米制裁下のタンカー拿捕、ソマリアへ進路変更
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【8月21日 AFP】アデン湾で米国の制裁対象となっている船舶が、武装集団に拿捕(だほ)され、ソマリアに向けて進路変更を強要されたと、欧州連合(EU)の「インド洋海事安全センター(MSCIO)」が20日、発表した。
英国の海上セキュリティ会社バンガード・テックによると、「シーマル号」とされるタンカーは、イエメンのムカラから東に136カイリ(約251キロ)地点で接近を受け、救援信号を発信した。
米国は昨年12月、不正な運航手法を用いてイラン産石油を輸出しているとされる同国の「影の船団」の1隻として、このシーマル号を制裁対象に指定していた。
このタンカーは、アラブ首長国連邦(UAE)に拠点を置く「カトラト・アルナダ・アルマシ・シップ・マネジメント」が運航する4隻のうちの1隻で、ナフサや軽油を含むイラン産石油製品を複数回輸送し、イエメンの親イラン武装組織フーシ派の支配下に置かれた港に寄港していた。
ソマリア沖での海賊行為は2000年代に横行し、2011年にピークを迎えたが、多国籍海軍の展開や商船による新たな安全対策によって抑え込まれていた。
しかし今年4月以降、攻撃が再び急増しており、現在5隻の貨物船が人質に取られている。直近では17日にもソマリア沿岸近くで船が拿捕されていた。(c)AFP