韓国の資源リサイクル施設、作業場43℃の過酷環境…悪臭と粉じんも重なる
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【08月14日 KOREA WAVE】韓国で猛暑が続く中、資源リサイクル施設の作業員が40度を超える暑さと悪臭、粉じんにさらされながら作業を続けている。
最高気温が39度まで上がった7日午後、京畿道の資源循環センターでは、屋外作業場の温度計が43度を示していた。大型エアコンや扇風機が稼働していたが、鉄板の屋根や機械から出る熱を抑えるには不十分だった。
2階の選別室も37度に達した。作業員はベルトコンベヤーを流れる瓶やペットボトル、プラスチックなどを2~3秒に1回ほどの速さで選別する。食品の残りが暑さで腐敗して生じる悪臭や粉じんも重なり、マスクを外すことも難しい。
選別作業を16年間続けている作業員は「作業を始めて10分もすれば全身が汗でびしょぬれになる。暑い時は意識がもうろうとすることもあり、倒れないようブドウ糖を食べている」と話した。
別の作業員は、夏には食品が1日でも腐り、臭いが普段の2~3倍になると説明。「マスクは苦しいが、外すこともできない。息をすること自体がつらい」と訴えた。
分別が不十分なごみも多く、食品が付着した容器だけでなく、死んだ猫や酒に漬けられていたヘビが流れてきたこともあるという。割れたガラスなど鋭利な物でけがをすることもあり、作業員からは手首や指、腰、膝の痛みを訴える声も上がっている。
この施設には月約1800トン、1日平均70トンの資源ごみが搬入される。勤務は午前8時から午後5時までで、土曜日も正午まで作業する。
韓国の現行規則では、体感温度31度以上の猛暑下での作業では定期的な休憩を設け、33度以上では2時間ごとに20分以上休ませることになっている。ただ、現場では処理量が減らないまま休憩だけ増やせば、作業終了が遅くなるとの指摘が出ている。
女性環境連帯が2025年、全国の資源循環施設で6カ月以上働いた選別作業員77人を調査したところ、健康に悪影響を与える要因の深刻度は、ほこり・粉じんが87.3点で最も高く、悪臭86.0点、暑さ・寒さ85.2点と続いた。
ヨンナム大学のパク・ジョンウ教授は、作業場が43度に達すれば熱けいれんや熱疲労、熱中症の険が大きく高まると指摘。十分な水分、休憩、日陰の確保に加え、冷房や換気設備、必要に応じて冷却ベストなどを用意する必要があると説明した。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News