■観光業の衰退

これら二つの湖の拡大は、観光業にも大きな打撃を与えている。

コメン氏は「地域の野生動物保護区の80%を失った」とし、キリン、ダチョウ、イボイノシシ、インパラなどはすべて安全な場所に移動させられたと述べる。

AFPの取材班は、バリンゴ湖の水に呑み込まれたリゾート施設を少なくとも4か所、島に取り残されて放棄された施設を1か所確認した。

フラミンゴや温泉で知られるボゴリア湖でも、水位の上昇によってかなりの数の鳥が姿を消し、温泉の湧出地が一部水にのみ込まれた。

地元災害当局のマイケル・バイメット氏によると、観光収入は年間約100万ドル(約1億5800万円)から20万ドル(約3150万円)に激減したという。

グーグルの口コミ欄には、ボゴリア湖でのフラミンゴの減少や、水位上昇による道路の通行止めに対する観光客の不満の声も寄せられている。