【8月6日 AFP】在コロンビア・ロシア大使館は5日、同国がウクライナ侵攻に投入するコロンビア人傭兵(ようへい)を募るネットワークに関与しているとする報道について、全面的に否定した。

コロンビアの民放カラコルの報道番組「ノティシアス・カラコル」は3日、証言や内部文書を交えた調査報道で、ロシア政府が対ウクライナ戦略の一環としてコロンビア人傭兵を雇っていると報じた。

これに対し在コロンビア・ロシア大使館は5日、「報道で言及されているリクルーターとは一切関係なく、彼らの資金源についても一切知らない」と述べ、関与を強く否定した。

だが、国外で警備員などとして雇われたコロンビア人(多くは退役軍人)の家族からは、ロシアとウクライナで身内が不当な扱いを受けているとの訴えが相次いでいる。

ロシアの裁判所は昨年11月、ウクライナ側で戦闘に参加したとして、コロンビア人2人に拘禁13年の有罪判決を言い渡した。

コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領は、金銭目的でロシア軍かウクライナ軍に参加しているコロンビア人傭兵は少なくとも7000人に上ると主張している。

国連は今年3月、左翼ゲリラや麻薬組織(カルテル)との実戦経験豊富なコロンビアの元兵士たちが、退役後の雇用の乏しさから国外で傭兵として雇われ、コロンビア人少なくとも10000人がしばしば「非人道的な条件下」で世界各地の紛争に参加しているとの試算を公表した。

こうしたコロンビア人傭兵は、ウクライナ紛争だけでなく、スーダン、イエメン、コンゴ民主共和国(旧ザイール)などの紛争でも需要が高い。(c)AFP