■「監視」

カファンディ氏によると、インドネシアには「成功」するチャンスが不足しているため、多くの国民が国外で働くことを余儀なくされている。

また、インドネシアには、漁船での出稼ぎを希望する人々が 船員職業紹介から搾取されるのを防ぐための規制が存在するが、一般的に執行力が弱いという。

インドネシアの移住労働者保護省のドウィヨノ事務次官は、政府として人材採用活動の監視や出国前オリエンテーションの改善に取り組んでいると述べた。

ドウィヨノ氏は同省の広報活動について、「船員志望者が公式のエージェントを選び、自らの権利と義務を理解し、手続き外のルートで出国しないようにすること」を目的としていると説明した。

外務省の国民保護局長を務めるヘニ・ハミダ氏は、運輸省の推計を引用し、外国籍の船で働くインドネシア人は約30万人に上ると述べた。

ジャマルディンさんのような出稼ぎ労働者にとって、最終的にはインドネシア国内よりも多く稼げるというプラスの面が、リスクや職場での虐待というマイナス面を上回っている。

ジャマルディンさんは、「海外に行って、例えば月収1000万ルピア(約9万円)を稼ぎ、貯金に回せる余裕がある方がいい」と語った。(c)AFP