女性医師に酸攻撃、恐怖が深刻化する医師不足に拍車 パキスタン
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■「サバイバルモード」
国連もこの「残虐な」酸攻撃を非難した。
国連女性機関(UNウィメン)パキスタン支部は声明で、「酸攻撃は、ジェンダーに基づく暴力(GBV)の中でも最も壊滅的な形態の一つであり、サバイバーに生涯にわたる身体的および精神的な傷を残す」と述べた。
クエッタから遠く離れた首都イスラマバードを拠点とする医療従事者、ナイマ・アルシャドさんは、SNSでこの酸攻撃のニュースを目にし、涙を流した。
民間病院に勤務するアルシャドさんは「その夜は眠れなかった。動画を見た瞬間、自分自身の姿を重ね合わせた」と告白。自身が「サバイバルモード」に入ったと語った。
さらに、「世界中の誰もが仕事中これほどの身の危険を感じるべきではない」と付け加えた。
医師会によると、パキスタンでは女性医師約7万人が、医師資格を持ちながら医師として勤務していない潜在医師となっている。これは同国の全医師約37万人の約5分の1に相当する。
パキスタンにおける酸攻撃の正確な件数に関する近年の信頼できるデータはないが、支援団体「アシッド・サバイバーズ・ファンデーション(ASF)」の報告によると、2011~2018年に、酸やガソリン、熱湯などを用いて熱傷を引き起こす事件が約1180件発生している。(c)AFP