【6月1日 AFP】ブラジル当局は、最近アフリカ諸国から入国した男性2人が、エボラ出血熱に関連する症状を示したため隔離されたと発表した。エボラウイルスが、アフリカ大陸の外に拡大する懸念が広がっている。

サンパウロ州は5月30日、感染拡大の中心地であるコンゴ民主共和国への渡航歴がある男性(37)が「発熱などの症状を示し、エボラ出血熱の『疑い例』の定義に合致した」と明らかにした。

男性は、州内にあるエミリオ・リバス感染症研究所に隔離された。当局は同31日、男性が重い症状の髄膜炎と診断されており、エボラの検査を進めると述べた。

一方、リオデジャネイロ市によると、もう1人の男性は5月22日にウガンダから到着した後、「せき、悪寒、下痢などのウイルス性症状」を示したため、市内で隔離された。

同市役所がAFPに語ったところによると、男性はマラリアの検査で陽性反応が出たが、「(エボラの)疑い例としての調査は継続中」だという。

サンパウロ州政府は、今回の疑い例にもかかわらず、「専門的な評価によれば、この病気がブラジルおよび南米に持ち込まれるリスクは依然として極めて低い」と述べている。(c)AFP