【5月31日 AFP】イスラエルのイスラエル・カッツ国防相は31日、親イラン民兵組織ヒズボラに対する地上作戦を拡大しているレバノン南部において、戦略的要衝である中世の城塞「ボーフォート城」を制圧したと発表した。

カッツ氏は自身のテレグラムで、「ボーフォートでの英雄的な戦いから44年、第一次レバノン戦争(1982年)で戦死した兵士たちを追悼するこの日、われわれの部隊は再びボーフォートの頂上へと戻り、イスラエルの旗を掲げた」と述べた。

さらに、「ベンヤミン・ネタニヤフ首相と私の指揮の下、イスラエル国防軍(IDF)はレバノンでの作戦を拡大してリタニ川を越え、ボーフォート・リッジ(ボーフォートの尾根)を占拠した。これはガリラヤ地方の住民を守り、部隊の安全を確保するための最も重要な戦略的拠点の一つだ」と強調した。

AFPが31日朝に撮影した映像では、城塞の上に掲げられたイスラエル軍の旗が確認できる。周囲では砲撃音が鳴り響き、煙が立ち上る様子も捉えられていた。

この要塞はレバノン南部を一望できる位置にあり、非常に高い戦略的価値を持つ。イスラエル軍は、2000年に撤退するまで約20年間に及んだ南レバノン占領期にも、同城を軍事基地として使用していた。(c)AFP