英国でニート危機、一つの世代が捨てられる恐れ 無策なら5年以内に若者の6人に1人がニート化
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■強い不安
ファタハリさんは医療・介護の学位・資格を持っているが、4歳の子どもがいるため、「育児と両立できる仕事がほとんどない」と指摘する。
ファタハリさんは多くの若者と同様、経験不足を理由に不採用にされ、機会がなければその経験を積むこともできないという「負のサイクル」にとらわれていると語った。
スターマー首相は昨年、若年失業率上昇の原因を把握するためにこの調査を委託した。
この報告書では、ニートの84%が就労や職業訓練を希望しているにもかかわらず、多くの若者が社会人としてのスタートラインにすら立てずに苦労していることが明らかになった。
報告書はその原因として、飲食・接客業の仕事や、週末のアルバイト、見習いといった、未経験から始められる仕事の「急激な減少」を挙げている。
ミルバーン氏は、「若者側の努力が不足しているのではない。不足しているのは、機会と支援だ」と断言した。
イングランド南西部に住むフェイスさん(22、女性)は、犯罪学の修士号の取得を控えているにもかかわらず、パートタイムの仕事すら見つからないと語った。
「カフェやパブなど、町のあらゆる求人に応募したが、ただ無視されるだけだった」と語り、この経験から将来への「強い不安」を抱くようになったと付け加えた。
フェイスさんは「多くの人が就職に役立つと思って大学に通うが、私個人としてはその効果を実感できていない」と訴えた。