【5月29日 AFP】北欧スウェーデンはウクライナに対しグリペン戦闘機の最新型20機を売却、同戦闘機の旧型16機を無償供与し、ウクライナの防空能力を強化する計画だ。両国の大統領が28日、明らかにした。

スウェーデン政府によると、ウクライナは新型の購入資金として、EU(欧州連合)の融資金から25億ユーロ(約4630億円)を充てる計画だ。

スウェーデンの首都ストックホルムの北約70キロに位置するウプサラ空軍基地で行われたウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との共同記者会見で、スウェーデンのウルフ・クリステション首相は最新型の「グリペンE」について、「2030年からの引き渡しを目指し、速やかに最終合意を締結することが目標だ」と述べた。

クリステション氏によると、無償供与される旧型のグリペン16機は2027年初頭に引き渡される予定だという。

同氏は「これはスウェーデンにとって歴史的な決定であると同時に、ウクライナの防空能力を大幅に強化するものだ」と付け加えた。

両国は昨年10月、ウクライナがグリペンEを100~150機購入する内容の意向表明書に署名していた。

2022年から侵攻するロシア軍と戦っているゼレンスキー氏は、ウクライナとしては可能であれば上限の150機を購入したいして、「150機分の代金を確保できることを願っている」と語った。(c)AFP