【5月28日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領(79)は27日、同盟国オマーンに対し、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の開放をめぐってイラン側に付くなら攻撃すると述べ、オマーンに対する脅迫とも受け取れる発言をした。

ホワイトハウスでの閣議の後、イランとオマーンによるホルムズ海峡の管理を容認する短期的な合意を受け入れるかどうかを記者団に問われると、トランプ氏は、「ノー、海峡は誰にでも開放されることになる」と回答。

「ホルムズ海峡は国際水域(公海)であり、オマーンが他の誰もと同じように行儀よく振る舞わなければ、爆破せざるを得なくなる。彼らもそれは理解しているし、うまくやるだろう」と付け加えた。

AFPはホワイトハウスに対し、トランプ氏の言い間違いで、オマーンではなくイランと言うつもりだったのかを確認したが、現時点で回答は得られていない。

オマーンは米国の主要な同盟国で、今回の中東紛争の仲介を試みてきたほか、イランからの攻撃にもさらされている。

米国務省はその後、トランプ氏のオマーンに関する発言の動画と書き起こしを公開したが、修正や釈明は一切加えられていなかった。

トランプ氏はこれより前の発言でもイランと南米ベネズエラを混同したとみられ、ベネズエラは「もはや海軍も空軍も持っていない」と述べた。

トランプ氏は、イスラエルと共同で2月28日に攻撃を開始したイランを指す際、これまでにも繰り返しこのような表現を用いてきた。

イランは、ホルムズ海峡を通航する船舶から通航料を徴収してオマーンと分配するという新たな現実をつくる意向を示している。

トランプ氏は、中東での紛争を終結させホルムズ海峡を再開するための交渉について「合意は近い」と述べてからわずか数日後に再び停滞したとみられることを受け、不満を募らせている。(c)AFP