【5月25日 AFP】マルコ・ルビオ米国務長官は24日、レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラを非難し、レバノンを再び混乱に陥れようとしていると述べた。

ヒズボラの最高指導者ナイム・カセム師は、イスラエルによる空爆や金融機関アル・カルド・アル・ハサンに対する米国の制裁措置に対抗し、「国民には街頭に出て政府を打倒する権利がある」と述べていた。

これを受けてルビオ氏は、「レバノンの民主的に選ばれた政府を覆そうとする無謀な呼びかけ」を非難し、ヒズボラが「レバノンを再び混乱と破壊の渦に引きずり込もうと積極的に画策している」と語った。

アル・カルド・アル・ハサンはヒズボラ傘下の機関で、レバノンの経済危機の中で財政難に直面しているイスラム教シーア派のコミュニティーに対し、無利子融資を提供している。

米国がイランの支援を受けるヒズボラへの圧力を強める中、レバノン政府は同社に対して行動を起こすよう、米国側から圧力をかけられてきた。

カセム師は、「アル・カルド・アル・ハサンに対する攻撃は、何十万人もの貧しい人々や低所得者層に対する攻撃だ」としている。

ルビオ氏は「ヒズボラによる暴力と転覆の脅迫が成功することは許されない」とした上で、「テロ組織が国家全体を人質に取っていた時代は終わりを告げようとしている」と述べた。

カセム師は、イランと米国の間で合意が成立すること、そしてレバノンがその条件の一部に含まれることへの期待を表明したが、一方でレバノン政府に対しては、イスラエルとの直接交渉を放棄するよう改めて求めた。

第4回の交渉は、6月2日と3日に米首都ワシントンで予定されている。(c)AFP