【5月24日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は23日、イラン情勢を巡り中東地域の首脳らと電話で協議したこと明らかにし、ホルムズ海峡の開放を含めた和平に関する覚書が近く公表されるとの認識を示した。

トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿し、協議にはサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、エジプト、ヨルダン、バーレーンの首脳らに加えて仲介国パキスタンの代表者が参加したと述べた。

「合意についてはほぼ交渉が済んでいて、米国とイラン、それに出席した国々との間で最終調整の段階にある」と述べ、合意にはホルムズ海峡の開放が含まれるとした。

また、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とも電話会談を行い、「同様に非常にうまくいった」と述べた。

その上で「現在、合意の最終的な詳細を議論しており、まもなく発表される」と表明した。

投稿に先立ち、トランプ氏は米国のニュースサイト「アクシオス」とのインタビューで、イランと合意するか攻撃再開に踏み切るかは「五分五分だ」と答え、決裂すれば「木っ端みじんに叩きのめす」と警告していた。

マルコ・ルビオ米国務長官は23日、訪問中のインドで記者団に対し、「今日、明日、数日後に何か発表できるかもしれない。良いニュースをすぐに発表できることを望んでいる」と述べ、楽観的な見方を示した。

一方、イラン外務省のエスマエイル・バカエイ報道官は23日、国営テレビに対し、「和解に向かう傾向にある」と述べたが、「それが必ずしも米国と重要な問題で合意に達することを意味するわけではない」と慎重な姿勢を示した。

バカエイ氏は、覚書の最終調整を行っているとの認識を示し、それがまとまれば「30日から60日の合理的な期間内に」最終合意に達することを望んでいるとした。

米国との和平交渉でイラン側の責任者を務めるモハマドバゲル・ガリバフ国会議長は、イランを訪問中のパキスタン軍のトップ、アシム・ムニール陸軍参謀長と会談した。

ガリバフ氏は「トランプが再び愚行を犯して戦争を再開すれば、戦争初日よりもはるかに破壊的な結果が米国にもたらされるだろう」と述べ、改めて警告した。(c)AFP