【5月17日 AFP】ナイジェリア北東部ボルノ州の地元議員は16日、前日武装勢力に拉致された子供たちの人数が42人に上ると明かした。

アフリカで最も人口の多いナイジェリアは、イスラム過激派による反乱と17年間戦っている。イスラム過激派は拉致を主要な戦術としており、2014年にはチボクで女子生徒数百人を拉致するという悪名高い事件も起こした。

ムッサ村の住民や保護者らは15日、「ジハード(聖戦)」遂行を主張するイスラム過激派が学校を襲撃し、幼稚園児や小学生35~43人を連れ去ったと話していた。

イスラム過激派の根城となっているボルノ州選出のモハメド・アリ・エンドゥメ上院議員は、ムッサ村の地元当局の集計で42人が連れ去られたとAFPに明かした。

16日には地域の会合が開かれ、「48人の子どもが拉致されたことが分かった」と語ったと、村人のブカール・ブバ氏がAFPに話している。

イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」による2009年の蜂起を皮切りに始まったイスラム過激派の反乱はピークを過ぎ、暴力行為は沈静化しているが、アナリストらは、2025年以降、襲撃が増加していると警告している。

今回の拉致について名乗り出ている組織はないが、ボコ・ハラムとそこから分派したイスラム過激派組織「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」がこの地域で活動している。(c)AFP