【5月8日 AFP】北朝鮮は、韓国への敵意を強める中、南部国境沿いに新型の自走りゅう弾砲を配備する計画だと、朝鮮中央通信(KCNA)が8日、報じた。

KCNAによると、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は今週、弾薬工場を視察し、「新型155ミリ自走りゅう弾砲」の生産状況を確認した。この兵器は射程が60キロとなっており、今年中に韓国との国境沿いにある長距離砲部隊に配備される予定だという。

韓国の首都ソウルは、南北国境からおよそ50~60キロの位置にあり、韓国で最も人口が多く主要産業拠点が集中する京畿道の大部分も射程に含まれる。

金氏は、このりゅう弾砲が「わが軍の地上作戦に重大な変化と優位性をもたらす」と述べたとKCNAは報じている。

韓国政府が対話を呼びかけているにもかかわらず、北朝鮮は繰り返し韓国を敵として扱い、最近では憲法から長年掲げてきた「民族統一」に関する文言を削除した。

一方でKCNAは別に、金氏が7日、5000トン級駆逐艦「崔賢(チェ・ヒョン)」の正式配備前の運用試験を視察したと報じた。

国営メディアが公開した写真には、金氏が娘のジュエ氏とともに黄海で「崔賢」に乗り込み、その能力を確認する様子が写っていた。(c)AFP