【5月6日 AFP】北朝鮮が3月に改正した憲法から韓国との統一に関する記述をすべて削除したことが6日分かった。北朝鮮が韓国敵視政策を進めていることを浮き彫りにしている。

韓国統一省で開かれた記者会見で公開された北朝鮮の改正憲法には、「祖国統一を実現するため闘争する」と記された条文はもはや存在しない。

これに先立ち金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は3月、最高人民会議(国会に相当)の施政方針演説で、韓国を「最も敵対的な国家」として公認すると表明していた。

改正憲法では北朝鮮の領土に関する条項が新設され、朝鮮民主主義人民共和国の領土は「北は中国とロシア、南は大韓民国と接する領土」として韓国を別の国家として規定。「北朝鮮は領土へのいかなる侵害も断じて容認しない」とも記している。

韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は、両国は「平和の花を咲かせる運命にある」として、北朝鮮に対し無条件対話を呼び掛けている。

だが、北朝鮮は李政権の歩み寄りに応じず、韓国を繰り返し「最も敵対的な国家」と呼んでいる。(c)AFP