「第2の故郷」で一人舞台 ジャン・レノ、日本への思い語る:AFPインタビュー
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【5月4日 AFP】仏俳優ジャン・レノ(77)は今月10日から、自身にとって「第2の故郷」だという日本で、一人舞台「らくだ」に臨む。脚本から手がけた自伝的作品で、自身の人生で起きた「浮き沈み」を伝えたいと語る。
東京を含む国内11都市で日本語字幕付きの公演を行い、2026年末にはフランスでも公演が予定されている。
レノを銀幕のスターに導いた『グラン・ブルー』や『RONIN』、『ミッション:インポッシブル』などのヒット映画とは一線を画すこの作品は、彼がモロッコのカサブランカで生まれてから国際的な俳優に成長するまでの歩みをたどる。
これまで、70本以上の映画に出演してきたレノは、今回の舞台で人生のエピソードや映画にまつわる思い出を、音楽や歌と織り交ぜて描きだす。
タイトルの「らくだ」については、「これは自分の内なる動物のこと。アフリカに由来するからかもしれないし、人を運ぶ存在だからかもしれない。私は大きな家族を背負って生きてきたから」とし、「あまり水も飲まず、食べる量も少なく、他者のために尽くす存在だからでもある」と東京でのAFPのインタビューで語った。
かつては60歳で引退したいと語っていたが、今も精力的に創作活動を行っているレノ。フランスでは2作目となるスパイ小説「レヴァジオン(脱出)」を出版したばかり。日本でも1作目の小説が4月末に出版された。
「これまでずいぶん愚かなことを言ってきた。今はもう少し減っているといいけど」と彼はため息交じりに語る。
今回の舞台については、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)中に、子どもたちに何かを残したいとの思いからスタートしたと言う。父親が自身についてあまり多くを語らなかったこと、祖父の人生についてほぼ何も知らなかったことがその背景にはあるという。