チベット自治区ナクチュ市でヤクが三つ子を出産
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【5月5日 東方新報】「一生で初めて見た、ヤクが三つ子を産むなんて!」
このほど、チベット自治区(Tibet Autonomous Region)ナクチュ市(Naqu)ビル県ヤーゴン村で大きな話題となった。牧民のスージュさんの飼う8歳のヤーゴン種のメスヤクが、標高4000メートルを超える草原で三つ子の子ヤクを無事に出産した。知らせが広がると、近隣の住民たちが次々と見物に訪れた。
4月22日、ビル県農牧業科学技術サービスステーションの職員が現地を訪れ、この珍しい「草原の奇跡」を確認した。現地での確認によると、3頭の子ヤクはいずれも体つきがしっかりしており、毛並みも良く、母乳を問題なく飲み、元気に歩き回っている。平均体重は15斤(約7.5キロ)、体長41センチ、体高50センチで、母ヤクの出産後の状態も安定している。
サービスステーションの責任者バサンツェリン氏は、「ヤクは通常は単胎で、20年以上この仕事をしてきたが、一度に3頭生まれたのは初めてだ」と興奮気味に語った。専門家に確認したところ、自然条件下でヤクが三つ子を産む確率は50万分の1にも満たないという。さらに、寒冷で酸素の薄いチベット北部の牧畜地域で無事に出産し、母子ともに健康であることは極めて珍しい。
見物に訪れた村民たちは写真を撮りながら、「草原からの大きな贈り物だ」と口々に話していた。三つ子の健やかな成長を確保するため、ビル県農牧業科学技術サービスステーションはすでに専用の管理体制を整え、担当者が定期的に訪問して母子の健康状態を確認し、飼育方法の指導を行っている。今後は専門機関と連携して遺伝子検査も実施し、高原ヤクの品種改良や繁殖効率の研究、特色ある畜産業の発展に役立てる方針だ。(c)東方新報/AFPBB News