■中東の緊張

緊張が続く中東だが、同地域の支出はわずか0.1%増の2180億ドル(約34.7兆円)となった。

地域のほとんどの国が支出を増加させた一方で、イスラエルとイランでは減少した。

イランの支出は5.6%減の74億ドル(約1.2兆円)だった。しかし、これは年間42%の高いインフレ率が影響しているため、名目上の支出は実際には増加している。

イスラエルの支出は4.9%減少して483億ドル(約7.7兆円)となった。2025年10月のガザ停戦合意後の減少が反映されていると研究者は説明するが、イスラエルの支出は2022年と比較して約97%増となっている。

アジアとオセアニアでは、6810億ドル(約108.4兆円)に達し、2024年から8.5%増加した。同地域の年間増加率としては2009年以降で最大となった。

スカラッツァート氏は、この地域の「主要なプレーヤー」は中国であり、過去30年間、毎年支出を増加させ、2025年には推定3360億ドル(約53.5兆円)を支出したと述べた。

日本は軍事支出を9.7%増加させ、2025年には622億ドル(約9.9兆円)となった。これはGDPの1.4%に相当し、1958年以降で最大となった。一方、台湾の支出は14%増の182億ドル(約2.9兆円)だった。(c)AFP/Johannes LEDEL