【4月19日 AFP】戦略的要衝であるホルムズ海峡が再び封鎖された。戦闘を終わらせるためにパキスタンで行われた約1週間前の協議では、米国とイランは合意に至ることができなかったが、事態の収拾に向けた取り組みは続けられている。ただ、イラン側は、米国の港湾封鎖が解除されるまで、ホルムズ海峡を解放しない意向を示した。

イラン側の交渉担当者の一人を務めているモハマドバゲル・ガリバフ国会議長は18日夜のテレビ演説で「最終的な議論にはまだ程遠い」と述べ、「交渉では進展はあったが、米国側とは多くの隔たりがあり、いくつかの基本的なポイントが残っている」と説明した。

2週間の停戦は22日に終了する予定となっているが、更新される可能性はまだ残されている。

ドナルド・トランプ米大統領も、イランとは「非常に良い会話」が進行中と述べたが、その一方で米国への「脅迫」はしないようイラン政府に警告もしている。

また、イラン側の最近の対応をめぐっては「生意気を言うようになった」とけん制し、米国が「妥協を許さない構え」で臨んでいることを確認した。

イランは17日、世界の石油と液化天然ガスの5分の1が通常通過するホルムズ海峡について、停戦期間中はすべての商船に対して「完全に開放される」と発表した。イスラエルとレバノンが一時停戦で合意したことを受けた措置だった。

この発表は世界市場にも好影響を与え、原油価格は急落した。しかし、トランプ氏が最終的な合意が成立するまで米国のイラン港湾封鎖を続けると主張したことから、イラン側も方針を転換。ガリバフ氏は「米国がイランの港湾封鎖を解除しないのであれば、ホルムズ海峡の交通は確実に制限される」と述べた。

いまだに公に姿を見せていないが、イランの最高指導者、モジタバ・ハメネイ師も「イランの海軍は米国を打ち負かす準備ができている」と書面で表明した。モジタバ師の父親で、元最高指導者のアリ・ハメネイ師は、米国とイスラエルによる初日の攻撃で殺害されている。