【4月16日 AFP】米ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は15日、「トランプ凱旋門(Arc de Trump)」と呼ばれていたドナルド・トランプ大統領(79)の最新建築プロジェクトについて、正式名称は「合衆国凱旋門(United States Triumphal Arch)」だと明らかにした。建国250年を記念して建設するという。

レビット氏は記者団に対し、「この歴史的な節目を記念し、トランプ大統領と内務省は合衆国凱旋門の建設計画を提出する予定だ」と述べた。

レビット氏は完成予想図を見せながら、この「巨大な」凱旋門は建国250年に合わせて高さ250フィート(76.2メートル)になると説明した。

高くそびえる白いアーチの頂上の中央に設置される翼を持つ金色の自由の女神像を含めた高さは、最も有名な仏パリの凱旋門(高さ164フィート)をはるかに凌駕する。

この凱旋門は、メキシコの首都メキシコ市の革命記念塔を約9メートル上回り、世界最大の凱旋門となる。これにより、北朝鮮首都の平壌の凱旋門は世界3位に転落する。

凱旋門建設計画は、昨年10月にAFPの記者がトランプ氏の執務室の机の上に模型が置いてあるのを見つけたことで発覚。間もなく米メディアは「トランプ凱旋門」と呼ぶようになった。

トランプ氏は10日、凱旋門の完成予想図を初公開した。

凱旋門建設計画は、トランプ氏が首都ワシントンに自身の足跡を残そうと2期目に着手した数々の建築プロジェクトの一つ。批判を浴びたホワイトハウスでの大規模なボールルーム(宴会場)建設や、総合文化施設ケネディ舞台芸術センターの改修もその一例だ。

高さ99フィート(約30メートル)のリンカーン記念堂を凌駕するこの凱旋門をめぐっては、トランプ氏の虚栄心の象徴だと批判する声も上がっている。

ABCニュースによると、この凱旋門の建設資金の一部は米国民の税金よって賄われるという。

だがレビット氏は、この凱旋門は愛国心をたたえるためのものだと説明。

「この部屋にいる全員がこの世からいなくなった後も、私たちの子や孫たちがこのナショナルモニュメントに感銘を受け続けるだろう」と語った。(c)AFP