【4月14日 AFP】2024年度の国内温室効果ガス(GHG)の総排出量が前年比1.9%減となり、過去最少となったことが分かった。環境省が14日、発表した。電源構成において原子力および再生可能エネルギーの割合が高まったことなどが背景にあるという。

輸入化石燃料に大きく依存している日本は、排出量世界第5位。2050年までのカーボンニュートラルを目指している。

環境省によると、2024年度のGHGの実質排出量は9億9400万トンで、初めて10億トンの閾(しきい)値を下回ったという。

これは、GHGの削減目標として比較される2013年以降で最も低い数値となった。

環境省の白土太一氏はAFPに対し、排出量の減少は、主に製造業の生産減少に伴うエネルギー消費の減少と、電源構成における再生可能エネルギーと原子力エネルギーの増加によるものだと述べた。

2024年度国内電力の67.5%は、石炭、ガス、石油から供給されていた。この前の年は68.6%だったため、わずかに減少した。

日本は、2030年度までに2013年比で46%、2035年度までに同60%の排出削減を目指しているが、政府は先月、中東情勢によるエネルギー危機を緩和するため、石炭火力発電所の制限を一時的に解除する計画を発表している。

GHG排出量は、森林やその他の炭素吸収源によって吸収された量を総排出量から差し引いて計算される。(c)AFP