【4月13日 AFP】南米ペルーで12日、大統領選の投開票が行われ、中道右派政党「フエルサ・ポプラル」党首のケイコ・フジモリ候補(50)のリードが出口調査で明らかになった。今後、決戦投票に進む見通し。

世論調査会社イプソスとダトゥムによると、故アルベルト・フジモリ元大統領の長女、ケイコ・フジモリ氏が約16%の得票率でリードしている。得票率が50%に達しない場合、2位争いをしている複数の対立候補の一人との決選投票が行われることになる。

候補者35人が出馬し、有権者約2700万人が投票した今回の大統領選では、2016年以降、8人の大統領が誕生するという同国の政治的混乱を終わらせることが期待されている。

投票当日、首都リマでは投票用紙などが不足し、約100の投票所が時間通りに開場できず、有権者6万3000人が投票できないというトラブルが起きた。

選挙管理委員会は、投票時間を1時間延長し、さらには一部投票所を13日にも開くなど、全員が投票できるよう対策を講じた。「不正の可能性はない。結果は民意を忠実に反映することが完全に保証されている」とコメントしている。

だが、複数の候補者は選管の主張を受け入れておらず、極右のラファエル・ロペス・アリアガ候補者は「重大な選挙不正」だとして、支持者に抗議のために街頭に出るよう呼びかけた。

また、投票用紙などの物資を時間通りに届けなかったとされる民間の下請け業者に対し、警察が捜査に着手したことも伝えられた。

トラブルにより投票できなかった人の数は限られているが、接戦となった場合、勝敗を左右する可能性もある。2021年の大統領選挙では、2位と3位の差はわずか23万8000票だった。

イプソスとダトゥムの出口調査によると、今回の選挙はより接戦となっており、ロベルト・サンチェス候補、リカルド・ベルモント候補、ラファエル・ロペス・アリアガ候補、ホルヘ・ニエト候補が数ポイント差で2位争いを繰り広げている。