【4月12日 AFP】米中央軍(CENTCOM)は11日、米海軍艦艇2隻がホルムズ海峡を通過し、イランが施設した機雷の除去を開始したと発表した。イラン側はこの主張を否定し、イラン革命防衛隊(IRGC)は海峡を通過する軍艦に対して「厳しく対処」すると警告した。

米国とイスラエルの対イラン戦争が始まって以来初めての通過の発表は、ドナルド・トランプ米大統領が、世界の原油の5分の1が通過する海峡の「掃討」を米国が開始したと述べた直後に行われた。

CENTCOMのブラッド・クーパー司令官は、「本日、新たな航路の確立に着手した。商業活動の自由な流れを促すため、近くこの安全な航路を海運業界と共有する」と述べた。

今回の作戦にはミサイル駆逐艦の「フランク・E・ピーターセン・ジュニア 」と「マイケル・マーフィー」が参加しており、CENTCOMは「水中無人機(ドローン)を含む追加の米軍戦力」が今後数日で投入される可能性があるとした。

トランプ氏は11日早く、SNSに米国が「ホルムズ海峡の掃海プロセスを開始している」と投稿。これを「中国や日本、フランスなどの国々に対する恩恵」だと呼び、「これらの国々は自分たちでこの作業を行う勇気や意志がない」と述べた。

一方でイラン軍のイブラヒム・ゾルファガリ報道官はイラン国営放送(IRIB)で、「米国の船舶が海峡に入ったというワシントンの主張を強く否定する」とし、「いかなる船舶の通過も、イラン・イスラム共和国の武装勢力のイニシアチブに依存する」と述べた。

また国営放送は、IRGCの海軍司令部が「ホルムズ海峡を通過しようとする軍艦は厳しく対処される」と述べたと報じた。また、海峡の通過は「特定の条件下で民間船舶にのみ許可される」と付け加えた。

米国とイランの代表団はこの日、戦闘終結に向けてパキスタンで対面交渉を行っている。(c)AFP