米国防総省ナンバー3による「恫喝」報道、バチカン側も否定
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【4月11日 AFP】バチカンは10日、米国防総省ナンバー3、エルブリッジ・コルビー国防次官(政策担当)らが1月、ローマ・カトリック教会の教皇レオ14世がドナルド・トランプ政権の軍事力行使を批判したとして、バチカンのクリストフ・ピエール駐米大使(枢機卿)を呼びつけて「恫喝(どうかつ)」したとの報道を否定した。
これに先立ち米国防総省も9日、報道を否定。X(旧ツイッター)で「会談に関する最近の報道は著しく誇張され、歪曲(わいきょく)されている」「国防総省とバチカンの当局者同士の会談は、相互を尊重し、道理をわきまえた議論だった」と述べていた。
米メディア大手パラマウント・スカイダンス傘下の「ザ・フリー・プレス」と「CBSニュース」によると、コルビー氏はピエール枢機卿に対し、「米国は望むことは何でもできる軍事力を持っている。ローマ・カトリック教会は米国側に付いた方がいい」と恫喝したとされる。
バチカンのマッテオ・ブルーニ報道官は声明で、「この会談に関して一部メディアが報じた内容は、いかなる点においても事実とは一致しない」として報道を否定。
ピエール枢機卿(現在は米大使を退任)は、「大使としての通常の職務の一環として」コルビー氏と会談し、相互に関心のある事項について意見交換を行ったと説明した。
史上初の米国出身教皇であるレオ14世は1月の演説で、外交が「武力に基づく外交」に取って代わられつつあることを嘆き、「戦争への熱意が広まっている」と述べた。
5日のイースター(復活祭)のメッセージでも「戦争を引き起こす力のある者は平和を選びなさい」と呼び掛けた。(c)AFP