「ハルマゲドン」に十字軍、宗教色強まるイラン戦争
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■多様性の抑圧
米国防総省は近年、多様な信仰を受け入れており、従軍牧師の役割は指導者の決定を祝福することよりも、個人的な癒やしや助言を提供することに重点が置かれるようになった。
元従軍牧師で現在はジョージタウン大学で教鞭を執るケネス・ウィリアムズ氏は、「指揮権を持つ者が、軍や国家に存在する多様な信仰を無視し、えこひいきの形で信仰に基づく見解を主張することは、少なくとも無礼で軽率であり、最悪の場合は権力の乱用に当たる」と述べた。
戦争を宗教的に解釈する姿勢は、多くのキリスト教徒の心情を著しく害している。ローマ・カトリック教会初の米国人教皇レオ14世は、トランプ氏が「出口戦略」と「暴力の量を減らす方法」を模索することを望んでいる。
教皇は枝の主日の説教で、「神は戦争を仕掛ける者の祈りを聞き入れず、拒絶する」と述べた。
AFPの記者から教皇の発言について問われたホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は、戦時中に兵士のために祈ることは「非常に崇高な行為」だと述べた。
トランプ政権の多くのメンバーは、公然と宗教的な言葉遣いを用いている。J・D・バンス副大統領のは対イラン軍事作戦のさなかに、カトリックへの改宗に関する著書「Communion(聖餐)」を出版すると発表した。
トランプ自身は宗教的であるとは知られていない。3度の結婚歴を持つ不動産業者で元テレビタレントの彼は、キリスト教プロテスタントの一派、長老教会で育ったが、宗教行事に出席することはほとんどなかった。
だが、政界入りしてからはキリスト教右派(保守派)に傾倒している。キリスト教右派は、トランプ氏が任命した最高裁判事のおかげで、彼らにとっての最優先事項である全米における中絶の権利の終焉が実現したとして、トランプ氏を称賛した。(c)AFP