イラン外相、米国との「交渉」を否定 終戦案への回答は「メディアの推測」
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【4月1日 AFP】イランのアッバス・アラグチ外相は1日に放送された中東の衛星テレビ、アルジャジーラとのインタビューで、イランと米国は「交渉が行われるような状況にはない」と述べた。また、米側から提示されたと報じられている戦闘終結に向けた15項目の提案にも回答していないとした。
アラグチ氏は、「米国側からは直接、あるいは地域の友人を通じてメッセージを受け取っており、必要に応じて回答している」と説明。一方で、「(合意を目指すような)交渉の土台は存在しない」と強調した。ただし、米国のスティーブ・ウィトコフ特使とは一部のメッセージを直接やり取りしたことは認めている。
先週、パキスタン当局者は、米国側の提案を含む15項目の計画をイラン側に伝達したと述べていた。これに対しイランメディアは、テヘラン側が「侵略」の停止と、米・イスラエルによる攻撃不再開の保証を求める5項目の対案を提示したと報じていた。
しかし、アラグチ氏はこれらをメディアによる「単なる推測」であるとし、イラン側は「回答として何も提示していない」と一蹴した。
さらに、米国に対する信頼は「ゼロ」であると述べ、単なる停戦ではなく「戦争の完全な終結」と賠償を要求。現在、戦略的要衝であるホルムズ海峡の通過を制限し、世界全体の石油流通の約20%を停滞させている現状についても、敵対する船舶に対しては閉鎖を維持する姿勢を鮮明にした。(c)AFP