【3月28日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は27日、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の安全確保のために軍を派遣することを拒否した北大西洋条約機構(NATO)諸国への失望を改めて表明し、将来支援を求められても応じないかもしれないと述べた。

トランプ氏はマイアミで開催されたサウジアラビア主導のFII(未来投資イニシアチブ)プライオリティー投資フォーラムで、「われわれはNATOに毎年数千億ドルを費やし、彼らを守っている。数千億ドルだ。これまでずっと彼らのために尽くしてきたが、彼らの行動を見る限り、もはやそうする必要はないのではないか」と主張。

「彼らがわれわれのために尽くしてくれないのに、なぜわれわれが彼らのために尽くさなければならないのか? 彼らはわれわれのために尽くしてくれなかった」と付け加えた。

1か月前の米イスラエルによる対イラン攻撃以来、トランプ氏は同盟諸国の支援不足とホルムズ海峡への艦船派遣に消極的な姿勢に対し、繰り返し不満を表明してきた。

ホルムズ海峡は事実上封鎖され、世界的なエネルギー価格の高騰を招いている。

日本、英国、フランス、ドイツなどの主要6か国は「適切な取り組みに貢献する用意がある」と表明しているが、具体的な約束はしていない。

トランプ氏は特にNATOを厳しく批判しており、先週には「米国がいなければNATOは張り子の虎だ!」「彼らにとっては簡単で、リスクもほとんどない。臆病者ども、われわれは忘れない!」と激しく罵倒した。

26日には、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、米国は「NATOから何も必要としていない」「NATO諸国は、今や軍事的に壊滅状態にある狂気の国イランとの戦いについて、何も支援してくれなかった」と述べた。(c)AFP