イラン議長、米精鋭部隊派遣に警告「われわれの決意試すな」
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【3月25日 AFP】イランのモハンマド・バゲル・ガリバフ国会議長は25日、米国による中東地域への追加部隊派遣の報道を受け、自国領土を防衛するイランの決意を試さないよう米政府に警告した。
ガリバフ氏はX(旧ツイッター)に「われわれは地域における米国のあらゆる動き、特に部隊の配備を注視している」と英語で投稿。「国のリーダーのミスを兵士(実戦部隊)が修復することはできない」とした上で、「彼らは(イスラエルの)ネタニヤフ首相の妄想の犠牲になるだけだ」と断じた。さらに「われわれの領土を守る決意を試すな」と強く牽制(けんせい)した。
米メディアは24日、米国がイランに対する作戦を支援するため、精鋭部隊である第82空挺師団から約3000人の兵士を中東に派遣する計画だと報じていた。ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、これらの部隊は27日までに到着予定の数千人の海兵隊員に加わる見通し。ドナルド・トランプ米大統領が設定したホルムズ海峡開放の期限に合わせた動きとみられる。
現時点で地上部隊投入の最終決定は下されていないものの、世界中どこへでも18時間以内に展開可能な「即応部隊」の派遣は、武力による海峡封鎖の解除や、イランの戦略的拠点であるカーグ島の奪取、さらには高濃縮ウランの確保といった選択肢をトランプ氏に与えることを意味する。
トランプ氏は24日、イランとの戦争終結に向けた交渉が「今まさに行われている」と述べ、外交的解決の可能性を示唆しているが、ホワイトハウスは外交的な選択肢を検討しつつも、「軍事作戦を継続している」と説明した。(c)AFP