【3月24日 AFP】米当局は23日、ニューヨークのラガーディア空港で22日深夜に起きた、エア・カナダ系の航空機と消防車が衝突した事故について、機長と副操縦士の2人が死亡、数十人が負傷したと発表した。

この事故の影響で、同空港のすべての発着便が一時運航を停止した。滑走路では、消防車と衝突し、コックピットが大破したボンバルディア機が尾翼を下にして傾いた状態で停止した。

空港側によると、23日午後2時(日本時間24日午前3時)までに運航は再開された。同空港での死亡事故は1992年以来とみられ、米航空当局の調査官はカナダ側と協力して事故の調査を開始した。

管制塔の音声記録によると、管制官は別の事案に対応中だった消防車に対し、滑走路を横断する許可を出したが、その直後に緊急停止を命じていた。衝突の直前、管制官が「止まれ、消防車1号、止まれ!」と指示し、その後に警報音が響くのが記録されている。

米メディアが公開した監視カメラの映像には、滑走路を横断する消防車に機体が衝突し、そのまま消防車とともに滑走路上を突き進む様子が捉えられていた。

衝突したのはエア・カナダ系のジャズ航空が運航する、モントリオール発ラガーディア行きの8646便(CRJ900型機)で、暫定データによると乗員4人を含む76人が搭乗していた。

この事故で死亡した2人について、連邦航空局(FAA)のブライアン・ベドフォード局長は記者団に対し、「キャリアを始めたばかりの若き2人だった。彼らを失ったことは痛恨の極みだ」と語った。

また、ニューヨーク・ニュージャージー港湾局のキャスリン・ガルシア局長によると、40人以上が病院に搬送されたが、多くは23日午後までに退院した。消防車に乗っていた2人も回復する見込みだという。