ロシア、ケニア人のウクライナ侵攻投入を停止へ ケニア外相
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【3月17日 AFP】ケニアのムサリア・ムダバディ外相は16日、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と会談した後の共同記者会見で、ロシア軍がウクライナ侵攻のためのケニア人勧誘を停止することで合意したと発表した。ロシア軍は傭兵(ようへい)契約に署名させたケニア人を、ウクライナ軍との戦闘の前線で戦わせている。
ウクライナが2月に発表した推計によると、アフリカ36か国出身の1780人以上が、ロシア側に付いてウクライナ軍と戦っている。
AFPを含むメディアは、ロシア軍がケニア人と強引に傭兵契約を結び、十分な訓練も受けさせずに前線に送り込んでいると報じた。
AFPが入手した報告書によると、ケニアの情報機関は、同国人1000人以上がウクライナの前線に送られてロシア側として戦っていると推定している。
ムダバディ氏はラブロフ氏との共同記者会見で、「われわれはケニア人をロシア軍に入隊させないことで合意した」と述べた。
2022年にウクライナ全面侵攻を開始して以来、ロシアは外国人を傭兵として戦わせていると広く非難されてきた。
そうした外国人の中には、高額な給与や入隊祝い金にひかれて自発的に入隊した者もいれば、ロシアでの正規雇用だとだまされて入隊したと証言する者もいる。
ウクライナ軍に拘束され捕虜(ほりょ)となっているケニアの長距離ランナー、エバンス・キベットさんは、戦争捕虜収容所からAFPのインタビューに応じ、スポーツイベントに招待されロシアを訪れた後、ロシア軍との契約にだまされて署名させられたと証言している。
ラブロフ氏は共同記者会見で協定には言及しなかったが、ロシア国防省が「ケニアの友人たちの間で懸念を引き起こしている」事例について調査していると述べた。
「ロシアは誰にも入隊を強制していない。志願兵がロシアの法律を完全に順守して特別軍事作戦(ウクライナ侵攻)に参加しているのと同じだ」と述べた。(c)AFP