ロシア軍によるケニア人強制徴兵阻止へ、「捨て駒」扱いを非難
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【3月16日 AFP】ケニアのムサリア・ムダバディ外相が15日、ロシア軍による自国民の強制徴兵を止めるため、ロシア・モスクワに向けて出発した。
外務省の声明によれば、ムダバディ外相は16、17日にセルゲイ・ラブロフ外相を含むロシア大統領府(クレムリン)高官らと会談する予定となっている。
ムダバディ氏は、好待遇の民間職を約束されてロシアに渡航したものの、ウクライナでロシア軍として戦うよう強制徴兵されたケニア人の帰国を目指している。
AFPを含む報道機関は、ロシアがほとんど訓練もないまま強制徴兵し、ケニア人を前線に送り込んだと報じた。ケニア情報機関の推計では、その結果1000人以上の同国人が徴兵されたという報告がある。
2月下旬には、南アフリカが政府に支援を求めていた自国民15人の帰国に成功している。この南アフリカ国民たちは、ロシアに欺かれて戦闘に参加させられ、ドンバス地域(ルハンスク、ドネツク両州)で身動きの取れない状況だと訴えていた。
同様の事例はケニアでも大きな騒動となっており、コリル・シンオエイ外務次官は、ロシアがケニア人を「砲弾の餌食(捨て駒)」として扱うことは「容認できない」と非難している。
この問題に加えて、ムダバディ氏は、ケニア人がロシアの労働市場により容易にアクセスできるようにするための協定の交渉も目指している。(c)AFP