イランへの情報提供報道もロシア批判抑制 米政権「そうでないこと願う」
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【3月11日 AFP】ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は10日の記者会見で、中東での紛争においてロシアがイランと機密情報を共有しているとすれば、ドナルド・トランプ米大統領は不快に感じるだろうと述べた。しかし、ロシア側への強い批判は控えた。
レビット報道官の発言は、ロシアが米軍の艦船や航空機の位置情報を含む機密情報をイラン側に提供したとするワシントン・ポスト紙の7日の報道を受けたもの。
中東情勢へのロシア側の姿勢に対し、米側はこれまで極めて抑制的に対応している。ウラジミール・プーチン大統領はイランの新しい最高指導者に対し「揺るぎない支持」を表明しているが、トランプ氏はプーチン氏との9日の電話会談について、プーチン氏が中東問題で「協力的」でありたがっていると語っている。
また、イランとの戦争による原油価格の高騰を受け、米政府は一部のロシア産原油に対する制裁を一時停止した。これらの制裁は本来、ロシアによるウクライナ侵攻の資金源を断つために導入されたものだ。
レビット報道官は記者会見で「トランプ大統領とスティーブ・ウィトコフ特使は、もしロシアによるイランへの情報共有が行われているのであれば不快なことであり、そうでないことを願うとのメッセージをロシア側に送っている」と述べた。
ロシアおよびイランとの交渉を主導してきたウィトコフ氏は、情報共有を否定するロシア側の言葉を信じるべきとしている。
同氏はCNBCの取材に対し、ロシアが情報を共有した形跡があるか、またその状況下でなぜ制裁を解除するのかと問われ、「私は諜報の専門家ではないので答えられない」とした上で、「昨日のトランプ大統領との電話会談で、ロシア側は(情報を)共有していないと明言した。われわれは彼らの言葉を文面通りに受け取るということだ」と述べた。