ガーナ人55人、ウクライナで戦死 だまされてロシア側で前線に
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【2月28日 AFP】西アフリカ・ガーナのサムエル・オクジェト・アブラクワ外相は27日、高額報酬の仕事があるとだまされてロシアに誘い込まれ、ウクライナの前線に送り込まれたガーナ人55人が死亡したと発表し、偽りの口実でガーナ人をロシアに誘い込む違法な勧誘計画の取り締まりを強化すると表明した。
アフリカ諸国ではここ数か月、国民がだまされてウクライナ紛争にロシア側として送り込まれ、戦場で殺害されたり捕虜になったりしていることが明らかになっている。
アブラクワ氏は今週、ウクライナの首都キーウを訪問し、前線で捕虜(ほりょ)となったガーナ人2人の今後について協議した。
アンドリー・シビハ外相はアブラクワ氏との会談で、アフリカ36か国出身の1780人以上がロシア軍の一員としてウクライナと戦っていると述べた。
アブラクワ外相は25日、ロシアに誘い込まれてウクライナの前線に送り込まれたガーナ人は「違法な人身売買ネットワークによるごまかしや誤情報の犠牲者だ」と述べた。
X(旧ツイッター)への投稿で、「2022年以降、ガーナ人272人がウクライナでの戦闘に誘い込まれ、推定55人が死亡、2人が戦争捕虜になったとの情報を得た」「責任ある政府として、この悲痛な数字に目をつぶることはできない。これは単なる数字ではなく、人命、多くのガーナ人家族、そして国民の希望を表している」と記した。
さらに、政府は「わが国の管轄権の及ぶ範囲内で活動しているダークウェブ上の違法な勧誘スキームをすべて追跡し、解体することに尽力している」「これはわれわれの戦争ではない。ガーナの若者が他国人の人間の盾になることを許してはならない」と付け加えた。
調査団体「オール・アイズ・オン・ワグネル」は2月、アフリカ人の勧誘は、戦争の長期化に伴い減少する兵力を補うことを目的としたロシアによる「意図的かつ組織的な戦略の中核」だと述べた。
同団体の報告書によると、だまされてロシア軍と契約させられ、ウクライナでの戦闘に参加させられている人数は、多い順にエジプト人が361人、カメルーン人が335人、ガーナ人が234人となっている。いずれもアフリカの「根深い社会経済的脆弱(ぜいじゃく)性に付け込む国際ネットワーク」によって契約させられている。(c)AFP
