フランス極左急先鋒、「エプスタイン」やゆ 「反ユダヤ主義」と非難の的に
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【2月28日 AFP】フランスの極左政党「不屈のフランス(LFI)」を率いるジャンリュック・メランション氏(74)は、27日に行われた集会で「エプスタイン」という名前の発音をやゆしたことで、再び反ユダヤ主義だと非難されている。左派政治家の間では、メランション氏との関係を断つよう求める声が高まっている。スタイン・シュタイン(stein)はドイツ語で「石」を意味し、ドイツ系ユダヤ人に多く見られる姓。
フランスでは、3月の地方選と2027年の大統領選を前に、極右と極左の緊張がさらに高まっている。2027年大統領選では、極右政党「国民連合(RN)」の候補者が勝利する公算が大きいと見られている。
メランション氏とLFIはここ数日、極右活動家カンタン・デランクさん(23)が殺害された事件をめぐり、非難を浴びており、観測筋は、今回の騒動は極右勢力に対する追い風になると予想している。
デランクさんは12日に南東部リヨンの大学で行われたLFIの政治家に対する極右の抗議活動の傍らで起きた極左と極右の衝突で頭部を負傷し、その後死亡した。
これまで大統領選に3度出馬し、2027年大統領選選挙にも出馬すると目されているメランション氏は26日夜、リヨンで行われた集会で演説。少女らへの性的人身取引の罪で起訴され勾留中に死亡した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告と世界の富裕層や著名人との広範なつながりが最近明らかになったことを受け、元被告の名を挙げた。
「『エプスタイン』と言いたかったが申し訳ない。ロシア語っぽい響きなので『エプスティーン』と言ってしまった」「だから、これからは『エプスタイン』ではなく『エプスティーン』、『フランケンシュタイン』ではなく『フランケンスティーン』と言うことになるだろう」と述べた。聴衆からは笑い声が上がった。