ナイジェリア北部でイスラム過激派の襲撃相次ぐ、少なくとも30人死亡
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【2月27日 AFP】ナイジェリア北部で24~25日、イスラム過激派による攻撃が3件あり、少なくとも30人が死亡した。この地域ではここ数か月、暴力が激化している。
アフリカで最も人口の多いナイジェリアの北部では、16年にわたりイスラム過激派による反乱が続いている。イスラム過激派による暴力が激化しているだけでなく、他の武装勢力も活動しており事態は複雑化している。
北東部アダマワ州では24日、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」がカメルーン国境地帯にあるマダガリとホンを襲撃し、兵士3人を含む25人を殺害した。
マダガリの当局者は24日夜の攻撃について、「多数のバイクに乗ったボコ・ハラムと思われる武装集団が市場を襲撃した。住民に向かって発砲し21人を殺害した」「隠れた茂みの中で撃たれて亡くなった人もいるかもしれないため、引き続き遺体の捜索を続けている」と語った。
情報筋によると、武装集団は市場を略奪し、食料品やバイクを盗んだ。兵士を含む残りの4人はホンで殺害された。
国営ナイジェリア通信(NAN)によると、北西部ケビ州では25日深夜、イスラム過激派がドディンコワ村のモスクを襲撃し、礼拝者少なくとも5人を殺害した。
AFPが確認した治安報告書によると、この襲撃で礼拝者10人が死亡、数人が負傷したとされる。
ケビ州警察の担当者はNANに対し、今回の襲撃は、22日にイスラム過激派組織ラクラワの戦闘員らが軍の車列への「待ち伏せ攻撃」に失敗し死亡した後に発生したと述べた。
国連によると、ナイジェリア北東部では2009年からイスラム過激派による反乱が続き、4万人以上が死亡、200万人が家を追われた。10年前のピーク時と比べれば襲撃は減少しているが、反乱は近隣のニジェール、チャド、カメルーンにも波及している。
北西部でも襲撃が続いているが、ケビ州とソコト州の一部の集落に対する攻撃の多くは、ラクラワによるものとされる。
ラクラワのメンバーは森林を拠点に襲撃を行い、家畜を盗み、地元住民に「税金」を課している。(c)AFP