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【02月19日 KOREA WAVE】韓国で旧正月連休に際し、小規模事業者(自営業者)の悩みが深まっている。従業員が休暇に入っても電話問い合わせは続き、店舗管理や連休後の販促準備まで店主一人にのしかかる。

通信業界は、こうした負担を軽減するためのAI(人工知能)ベースの店舗運営ソリューションを相次いで打ち出している。AIによる電話自動応対、売り上げ・顧客データ分析、マーケティング支援など、活用範囲は広い。

SKテレコムは、小規模事業者の販路拡大とマーケティング効率向上を目的に、AIベースのコマース・アンケート・コンタクトセンターソリューションを提供している。

AIアンケートサービス「SKT AI Survey」は、AIとビッグデータ技術を活用し、一般調査だけでなく特定地域や特定顧客層を対象にした精密なカスタム調査が可能だ。分析結果はAIが自動生成し、マーケティング戦略立案を支援する。

また、AIコンタクトセンターサービス「SKT AI CCaaS(Contact Center as a Service)」も展開。コールインフラから相談アプリ、専用回線、運営代行までをワンパッケージで提供し、AIが24時間365日自動応対を行う。追加インフラの構築は不要だ。

KTは、小規模事業者向け統合プラットフォーム「サジャンイジ」を通じて事業成長を支援している。主な機能は▽AIエージェント▽AI画像制作▽AI電話▽AI店舗音楽▽AIロボット▽事業成長レポート――など。

AIエージェントは業種・地域データを学習し、例えば「聖水洞でカフェを開業する場合の予想費用と平均売り上げは?」といった質問に対し、地域別平均売り上げや店舗数、前月比変化などを反映した具体的な情報を提示する。

AI画像制作機能では、メニュー画像やSNS用ポスターの自動作成が可能。背景除去やフィルター適用、簡易動画効果の付加もできる。

さらにAI電話は、営業時間やプロモーション情報をテキスト入力すれば自然音声で自動案内。着信の要約機能も備える。テーブルオーダー「ハイオーダー」、CCTV「ギガアイズ」、サービングロボットも一括管理できる。

LGユープラスは、店舗向けインターネット電話にAI機能を組み込んだ「U+AI電話」を提供している。

AIコールボットが営業時間、店舗所在地、駐車可否などのよくある問い合わせに自動応答。24時間対応で電話取りこぼしを減らし、店主は接客や運営に集中できる。

着信転送や発信者番号表示など基本機能も搭載。さらに金融被害対策として、スミッシング(SMS詐欺)やフィッシング疑いサイトを自動遮断する「SOHO安心補償」プランも用意する。

内需低迷と人手不足が続く中、AIは単なる自動化ツールではなく、経営判断を支えるパートナーへと進化している。

連休中の電話応対から売り上げ分析、販促制作まで――「店を回すAI」が、小規模事業者の新たな標準になりつつある。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News