上海、市民に「禁煙の春節」呼びかけ
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【2月25日 東方新報】春節(旧正月、Lunar New Year)を前に、上海市の関係機関が市民に「禁煙の春節」を呼びかけた。上海市愛国衛生運動委員会弁公室(愛衛弁)、上海市健康促進センター、上海市禁煙協会は5日、「煙のない新春を 健康とともに佳節を」と題する呼びかけ文を連名で公表し、禁煙対策の成果をさらに定着させ、清々しく落ち着いた節日環境を整えようと訴えた。
上海は中国でも早い時期から公共の場の禁煙を法制化してきた地域の一つだ。関連条例は改正を重ね、2010年の施行後、2016年に屋内を全面禁煙とし、2022年には電子たばこも規制対象に含めた。現在は屋内の公共施設や職場、公共交通機関までを幅広く対象とする枠組みが整っている。発表によると、2024年の成人喫煙率は18.6%まで下がり、中国大陸の省級地域の中で最も低い水準となった。公共の場での規則違反の喫煙も減り、「屋内は全面禁煙、屋外もむやみに吸わない」という考え方が広がっているという。
呼びかけ文は、市民に対し「吸わない、たばこを勧めない、勧められても断る、贈らない」という行動を広め、周囲への注意喚起や見守りにも参加するよう求めた。喫煙者には法令順守を徹底し、屋内で吸わないことはもちろん、屋外でも歩きたばこなど周囲に煙をまき散らす吸い方を控え、他人の健康に配慮するよう促している。青少年には最初の1本を拒むことを呼びかけ、家庭には受動喫煙から家族を守るため、家の中を禁煙にするよう勧めた。施設や事業者には管理責任を徹底し、標識を適切に設置して注意喚起を強化すること、屋外禁煙を先行して進める場所は模範となり、祝祭期間中の巡回や啓発を強めることを求めた。
また医療従事者に対しては、診療の場で禁煙相談を積極的に行い、必要とする市民が禁煙支援を受けられるよう案内することを求めた。支援窓口として、全国衛生ホットライン「12320」や、微信(ウィーチャット、WeChat)の公式アカウント「無煙上海」、市内49か所の禁煙外来を挙げている。
愛衛弁は、社会全体が呼びかけに応じ、これまで築いてきた禁煙環境を守り、節度ある新しい習慣で新春を迎えてほしいとしている。(c)東方新報/AFPBB News