国連安保理は「弱肉強食」に対する砦 グテレス事務総長
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【1月27日 AFP】国連のアントニオ・グテレス事務総長は26日、国連安全保障理事会を擁護し、ますます無法化し、弱肉強食となる世界において、平和と安全保障に関する拘束力のある決定を採択できる唯一の機関だと訴えた。
一方で、ドナルド・トランプ米大統領が主導して設立した「平和評議会」については言及を避けた。平和評議会は、国連の役割を奪おうとしているようにも見える。
グテレス氏は安保理で、「世界中で、法の支配が弱肉強食に取って代わられている」「目に余る国際法違反と、国連憲章の露骨な無視をわれわれは目にしている」と主張。
国連憲章および関連文書は、武力による威嚇または武力の行使を禁じており、「大小を問わず」すべての国を同じ規則に適用すると述べた。
「さまざまな取り組みがひしめく現代において、国連安全保障理事会は、平和と安全保障の問題に関して、すべての加盟国を代表して行動するという、憲章で定められた権限において、唯一無二の存在である」と述べた。
他のいかなる機関や「臨時連合」も、加盟国に対し、その決定に従うことや国際法に基づく武力行使を承認するのを法的に要求することはできないと強調した。
「平和評議会」はトランプ氏個人が率いている。トランプ氏はすべての加盟国が発言権を持ち、常任理事国である五大国(米国、英国、フランス、ロシア、中国)が拒否権を行使する国連について、その潜在能力を十分に発揮していないと主張している。
グテレス氏は、世界は「正しい軌道に戻る」必要があり、安保理のメンバーは「模範を示す特別な責任を負っている」と述べた。(c)AFP