【1月24日 AFP】フィンランド警察は23日、首都ヘルシンキにある家のトイレもキッチンも窓もない地下室で少なくとも20年間暮らしていた80歳前後の男性が、「体調不良」の状態で発見されたと発表した。

警察はAFPに対し、同じ家に住んでいた60歳前後の男2人と女1人を容疑者として拘束したが、後に釈放したと述べた。3人は男性と面識があったが、血縁関係はなかったという。

警察は、同じ家に住んでいた他の人物が「人身売買を行い、男性の従属的な立場に付け込み、おそらく金銭上の利益目的で劣悪な環境下に置いていた」とみて捜査を開始した。

男性は19日、警察の家宅捜索によってヘルシンキ北部の家で発見された。「緊急の支援を必要とする」状態だった。

警察によると、男性が暮らしていた地下室は「窓のない部屋で、風呂もトイレもなく食事の準備もできない」部屋だった。

捜査を率いるヤリ・コルカライネン主任警部はAFPに対し、「男性は少なくとも20年間、このような状況で暮らしていた」と語り、「異例の事件」と呼んだ。

「時間がたつにつれて、男性の健康状態は悪化した」という。

警察によると、男性は「現在、関係当局の保護下にある」。(c)AFP