トランプ氏「NATO部隊はアフガンで最前線避けた」、英国から総スカン
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■英雄たち
ポーランドのブワディスワフ・コシニャクカミシュ国防相は、「国に奉仕し、同盟諸国へのコミットメントに多大な貢献をしてきた」ポーランドの退役軍人に対し敬意が払われることを期待すると述べた。
ポーランドはアフガン紛争で兵士43人を失った。
フランスのカトリーヌ・ボトラン国防相は、アフガンでのNATO同盟諸国との共同作戦でフランス兵90人が死亡し、「その他多数」が負傷したと述べた。
「彼らの犠牲は尊敬を集めており、われわれはそれを記憶している」と付け加えた。
英国のジョン・ヒーリー国防相はX(旧ツイッター)で、戦死した英国兵は「祖国のために命をささげた英雄たちだ」と述べた。
アフガンに5回従軍したアル・カーンズ国防担当閣外相は、トランプ氏の発言は「全くもってばかげている」と述べた。
野党・保守党のケミ・ベーデノック党首は、トランプ氏の発言は「全くのナンセンス」であり、NATOを弱体化させる可能性があると述べた。
長年トランプ氏を支持してきた反移民の右派ポピュリスト政党「リフォームUK」のナイジェル・ファラージ党首でさえ、トランプ氏を非難した。
ファラージ氏はXで、「ドナルド・トランプ氏は間違っている」「20年間、わが国の軍隊はアフガンで米軍と共に勇敢に戦ってきた」と述べた。
18歳だった息子のウィリアムさんをアフガンで亡くしたルーシー・アルドリッジさんは日刊紙デーリー・ミラーに対し、トランプ氏の発言に「ひどく困惑している」と語った。
退役軍人支援団体「英国在郷軍人会」のマーク・アトキンソン事務局長は、アフガンにおける英国軍の貢献と犠牲に「疑問の余地はない」と述べた。
陸軍航空隊の一員としてアフガンの最前線に2度派遣されたヘンリー王子も、「私はそこで任務に就き、生涯の友を得た。そして、そこで友を失った」と述べた。
「何千人もの人々の人生が永遠に変わってしまった。母親や父親は息子や娘を埋葬した。子どもたちは親を失った。家族がその代償を背負わされている。こうした犠牲について、敬意を持って真実を語るべきだ」と付け加えた。
英国の公式統計によると、アフガンで死亡した英国兵457人のうち405人は、敵対的軍事行動で命を落とした。
米国はアフガン紛争で2400人以上の兵士を失ったとされる。
英国防省によると、2001年9月~2021年8月に英国兵15万人以上がアフガンに派遣された。英国は米国主導の多国籍軍への人員拠出数は2番目に多い。(c)AFP