【1月24日 東方新報】ここ数日、SNS上では馬年の記念硬貨・記念紙幣が大きな話題となり、「午年記念紙幣のセット価格が2000元(約4万5435円)に達した」との投稿が微博(ウェイボー、Weibo)のトレンド1位に浮上した。13日夜に各銀行で予約受付が始まると、予約枠は短時間で埋まり、アクセス集中による画面の不具合や遅延を訴える声も相次いだ。関連ワードがトレンド上位を占めるなど、いわゆる「午年記念品フィーバー」への関心は一気に高まった。

二次流通市場では、公式予約開始前から代理予約を持ちかける動きが見られ、受付開始後は記念紙幣の出品が急増した。現在の相場を見ると、午年記念紙幣は単枚でおおむね35~40元(約795〜908円)、10枚連番セットで400元(約9087円)台、20枚セットで800元(約1万8174円)前後が中心となっており、額面20元(約454円)に対しておよそ2倍程度の水準だ。2000元といった高額例については、希少な番号が含まれているケースが多いとみられる。

こうした値動きは、昨年の巳年記念紙幣と比べても大きな違いはない。巳年記念紙幣も交換開始直後から100%を超えるプレミアが付き、一時的に注目を集めた。午年記念紙幣は、中国人民銀行(People's Bank of China、中央銀行)が発行する3種類目の干支記念紙幣で、2024年の辰年記念紙幣をきっかけに広がった記念紙幣ブームの流れを引き継いでいる。

2026年の午年記念硬貨・記念紙幣は、発行枚数がいずれも1億枚と多いものの、第2シリーズ干支記念硬貨の締めくくりに当たることや、「馬到成功(馬が駆けてすぐ成功する)」「龍馬精神(力強く前進する精神)」といった縁起の良い意味合いもあり、市民の関心を再び集めた。SNS上に広がる購入ノウハウや収益報告が、熱気に拍車をかけている面もある。

一方で、専門家は過度な期待に注意を促す。過去の辰年、巳年の記念紙幣はいずれも、初期には高いプレミアが付いたものの、その後は価格が落ち着く例が多かった。干支記念硬貨・記念紙幣は発行枚数が多く、希少性が限定的になりやすいため、価格上昇には一定の限界があるという。市場の熱に流されず、無理のない範囲で冷静に参加することが重要だと指摘している。(c)東方新報/AFPBB News