【1月17日 AFP】イスラエル軍は16日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のアルムガイイル村で14歳のパレスチナ人少年を射殺した。パレスチナ自治政府(PA)保健省が明らかにした。

保健省は16日の声明で、アルムガイイル村でイスラエル軍の発砲によりモハメド・アル・ナサンさん(14)が死亡したと発表した。

その直後、イスラエル軍は、パレスチナ人らが「イスラエル人に向けて投石し、タイヤに火をつけて村への進入ルートを封鎖した」のを受け、同村に部隊を派遣したと発表。

到着した部隊に対し、数十人のパレスチナ人が投石を実施。うち一人は部隊に「差し迫った脅威」を与えたという。

イスラエル軍は「兵士らは空に向けて威嚇射撃を行い、続いてテロリストを排除するために発砲した」と述べ、別の容疑者を捜索するため、その地域に検問所を設置したと付け加えた。

アルムガイイル村のアミン・アブ・アリヤ村長はAFPに対し、金曜礼拝を終えた人々がモスクから出ようとしていた時、イスラエル軍が村を襲撃したと証言。

村長は、「この若者(ナサンさん)が人々と共に礼拝を終えてモスクから出ようとしたところ、軍用車両がモスク前に停車。イスラエル兵が裏口を開けて突入し、彼に向けて発砲し始めた」と述べた。

この事件の後、軍は村に夜間外出禁止令を出し、すべての商店を閉鎖し、村の出入り口に新たな検問所を設置したという。

村長によると、最近、イスラエル人入植者がイスラエル国内法でも違法とされる入植地「アウトポスト(前哨地)」を村の近くに築き、村人の土地を奪っている。イスラエル兵が村に多数駐留するようになり、こうした入植者を保護しているという。(c)AFP