「トランプ氏一色」はいつまで続く? 20日で就任1年
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【1月16日 AFP】フロリダのある晴れた1月の朝、ドナルド・トランプ米大統領は新設するホワイトハウスの舞踏室のために大理石とオニキスを買いに出かけた。その数時間後、トランプ氏はベネズエラを爆撃していた。
これはトランプ氏が再び大統領に就任してからの特異な1年の中のたった1日を切り取ったものだが、トランプ氏が自身の個性の力だけで米大統領職をどのように再構築したかをよく表している。
そして、ホワイトハウスに復帰して2年目を迎えるトランプ氏はますます、国内外で自身の権力に制約がないかのように振る舞っている。
「彼は本当に大統領職を個人的なものにしている」とニューヨーク大のノア・ローゼンブルム教授(法学)はAFPに語った。
リアリティー番組の人気司会者だったトランプ氏の最初の任期が混乱によってニュースを支配したとすれば、2期目は、世界で最も強力な職務に自分の印を刻むという一途な決意によってニュースを支配している。
2025年1月20日、大統領執務室に登場したトランプ氏は、その4年前に米連邦議会議事堂を襲撃した自身の支持者ら数百人に恩赦を与えた。
その後も、トランプ氏のペースは衰えない。
前例のない大統領令による猛攻、衝撃的な発言、そして政治的敵対者を追い詰める指令が何日も何か月も続いた。
米国が建国250周年を迎えようとする中、トランプ氏は米国の民主主義の基盤を揺るがし、関税による世界的な混乱を引き起こし、国際秩序を覆した。
「一つだけある。私自身の道徳観だ」。有罪判決を受けた初の米大統領であるトランプ氏は、米紙ニューヨーク・タイムズのインタビューで権限の制約について尋ねられてこう語った。
時折、トランプ氏は個人崇拝のようなものを育んでいるようにも見える。ホワイトハウスを改装して4億ドル(約630億円)の舞踏室を建設し、自身の名前を総合文化施設ケネディ・センターに追加した。
そして2026年は、何のためらいもない「歯止めの外れたトランプ」とともに幕を開けた。ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領の拘束命令、グリーンランドに対する脅迫、そしてミネソタ州での致命的な移民捜査指示だ。
ローゼンブルム氏は、過去1年が「古いシステムが私が理解していたよりも、また広く理解されていたよりも正当性に乏しく、脆弱(脆弱)であることを明らかにした」と述べた。