EU、ウクライナに16兆5000億円を融資 ロ凍結資産は活用せず
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【12月19日 AFP】欧州連合(EU)首脳は19日、ウクライナの財政赤字を補うために900億ユーロ(約16兆5000億円)を融資することで合意した。しかしながら、凍結されたロシアの資産を活用する案については合意に至らなかった。
ベルギー・ブリュッセルでの1日以上にわたる協議を経て至った合意は、米国のドナルド・トランプ大統領が戦争終結に向けて迅速な和平案合意を求める中、ウクライナにとっては是が非でも必要だった命綱となる。
融資の最有力案としては、凍結されたロシア中央銀行の資産約2000億ユーロ(約36兆5000億円)の活用が挙がっていた。しかし、その大部分が保管されているベルギーが責任分担の保証を求めたことが他国には受け入れ難い条件となったため、この案はとん挫していた。
解決策を模索したEU首脳はその後、EUの共通予算を担保にした融資を提供することで合意した。
ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は、融資決定はロシアのウラジーミル・プーチン大統領に「明確なメッセージを送るものだ」と述べた。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はEU首脳会議の冒頭で、年末までの決定が必要だと訴え、財政基盤を強化することで戦争終結に向けた交渉でより大きな交渉力を得られると強調していた。(c)AFP
