歴代米大統領の肖像下に説明文 バイデン・オバマ両氏を酷評、トランプ氏を大絶賛
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【12月18日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領(79)は民主党の歴代大統領への不満を隠そうともしていないが、最近、ホワイトハウスの歴代大統領を紹介する肖像展示コーナーに異例の銘板を設置し、歴代大統領に対する長年の不満を改めて表明した。
トランプ氏は以前、大統領執務室の外に肖像展示コーナーを設置した際、今年1月に82歳で退任したジョー・バイデン前大統領の肖像代わりに自動署名装置「オートペン」の写真を使用した。自身の名前で署名されている文書の内容も理解できないほど衰えていたというトランプ氏の主張を反映したものとみられる。
17日に報道陣が肖像展示コーナーへの立ち入りを許可された際、肖像の下に新たに銘板が設置されていた。
米国史上初の黒人大統領であるオバマ氏の下の銘板には、「米国史上最も対立を生んだ政治家の一人」と書かれ、トランプ氏がオバマ氏について言及する際にしばしば用いるミドルネーム「フセイン」を含めて「バラク・フセイン・オバマ」と言及されている。
バイデン氏は「米国史上、断然最悪の大統領」と酷評されている。同氏の説明文では、2020年大統領選が盗まれたというトランプ氏による虚偽の主張も繰り返されている。
トランプ氏に関する説明文は、案の定大絶賛だった。
8か月間で八つの紛争を終結させたと記されているが、この数字は不正確だとみなされている。米国に数兆ドルにも及ぶ投資を誘致したとも記されているが裏付けはない。(c)AFP